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「取得率100%」「不許可0」は本当だろうか?

建設業許可、産廃業許可、宅建業免許などを謳っている事務所のホームページで「取得率100%」や「不許可0」を見かけることがあるかと思います。

普通に考えると、要件を満たし相談したら絶対に許可を取れるのでしょうか?
果たして本当に100や0なのでしょうか?

まだこれらの許可申請をやられていない方にはわからないかもしてませんが、このからくりは以下の通りです。

許可申請手順は
1.顧客からの依頼
2.申請書類作成、提出書類の収集
3.申請受付場所で申請手続き  ←ここが最大の関門です
4.申請受付されたら、申請手数料を支払う
5.後日、許可、免許の通知がくる
となります。

手順3が通れば「ほぼ100%」許可、免許が取得できます。
「ほぼ」と書いたのは、虚偽申請や欠格事由に相当した場合は取得できないからです。

おそらく、この「ほぼ100%」を強調して「100%の取得率」を記載しているのだろうと思います。
あくまでも「申請受付されたらの場合」の数値なんでしょう。

3の申請手続きは事例によってはかなりの難関の場合があります。
経営管理者、専任技術者の経験証明が大変になることがあります。

なので、手順3が「100%」通るわけではありません。

手順1で「これはちょっと難しいな、引き受けるの止めよう」みたいな対応をし、比較的容易なパターンの依頼しか受けないなら別でですが。

「取得率100%」「不許可ゼロ」のような表記は依頼者に対して誠意があるとは思えないと思うのですが…

あと、入管手続きでは書類さえ揃っていれば申請は受付けられます。
しかし、受付けられたかといってかなりの腕を持っている行政書士でさえ、「100%の許可」はあり得ません。

入管手続きでの100%表示は即止めてほしいと思います。

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