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家賃支援給付金 スムーズな入金のための心得

目次

審査の現状

9/11付けで経産省から「家賃支援給付金の申請と給付についての現在の状況」が発表されています。

9/6時点で申請は約43万件で約9.2万件の給付だそうです。
またNHKでは9/9時点で申請45万件、給付は11万件と報道されてました。

そこで、審査する人が抱えている審査件数を簡単に計算すると、

未給付件数 45-11 = 34万件で、審査人員は現在の5000人とすると、
審査人ひとりあたりの審査件数は、34万件 / 5000 = 68件 です。

ひとりあたり68件もあると思うとゾッとしますね。

15-20分で1件処理できるだろうとSNS上で目にしたことがありますが、それは到底無理な話だと思います。

確かに、例外パターンではなく、不備なく申請項目が記入され、鮮明かつ適切なマーキングがある書類が添付されていれば、いわゆる完璧な申請でしたら15分でチェックできますね。

現実はこのような申請はほとんどないと思われます。

ちょっと前の東京都感染拡大防止協力金では最初の審査で不備となる率が7-8割、持続化給付金でも8割以上と言われてましたから、今回の家賃支援給付金では9割以上が不備だろうと想像しています。

私も仕事がらいろいろな申請をみてきましたが、最初から必要書類もきちんと揃っている・・・お手本のような申請はほとんどありません。

もし、申請不備があればそれに対するコメント?を付ける必要がありますし、不備コメントも複数付けられているようなので、途中で不備を見つけたらその時点で止めるのではなく最後までチェックしているようです。

また東京感染拡大防止協力金でも最低ダブルチェックはしていたようですので、家賃支援給付金でもダブルチェック、トリプルチェックはしていると思われます。

これでは15-20分で審査は無理ですね。
審査する人の味方になるわけではないですが、実情はこんな感じでしょうか。

今後審査人員を5000人から6000人に増やす予定だそうなので、少しは審査スピードが速くなるかも?

申請不備があると

審査に携わっているわけではないので、あくまでも推測です。
7月に申請が始まりましたが、約2ヵ月経過して感じてることです。

新規申請の最初の審査は2週間から1ヵ月程度(遅い場合で1.5ヵ月)で行われているようです。

ここでスムーズに審査を通過すればその後数日で入金となっています。

一方、些細な、軽微なミスでもあると修正が必要となり再申請の道を歩むことになります。
ほとんどの場合というぐらいかなりの割合?ほとんどが再申請の道に行ってしまうようです。

この再申請の道がまた長い。
ほとんど新規申請と同じ扱いのようです。

最初の審査で時間がかかると申請者に不安を抱かせると思っているのか、最初の審査までの待機日数のほうが再申請よりも短いと思われる例が多くあります。

ただ、怪しい申請の場合は別の厳しい審査ルートに行っている可能性があります。
持続化給付金もそうですが、このパターンは時間がかなり、すごくかかります。
自主的な申請取消を促しているのかな?と思わせるくらい。

「ずっと審査が止まった状態だがどうすれば進む?」とよく質問されますが、私もアドバイスしようがありません。

ただ、ひとつ言えるのは「コールセンターに毎日問い合わせ」しても改善はしません。

スムーズな入金のための方法

ズバリ、「ミスなく申請する」しかありません。
これが最善策です。

最初の審査まで日数にばらつきがありますが、早ければ3週間程度の入金もあり得ます。

「申請する」ボタンを押してしまうと不備の修正依頼が来るまで修正することはできません。
修正し再申請となるとまたここで日数を要します。

「申請する」ボタンを押す前にもう一度、いやもう二度チェックしてください。
できれば一晩置いてチェックが良いかと思います。

とにかくミスなく一発で審査を通すことを目指してください!

何度も修正、再申請メールが来てる場合

2回以上審査でエラーが出てる方は一度腰を据えて頭からご自身で再チェックしてください。

あくまでも推測ですが、9月下旬頃までは審査担当は審査内容を全部チェックし、不具合が複数あった場合は複数のエラーメッセージを付けてくれていたようです。

例えばa,b,cの3カ所のエラー(ミス)があればa,b,cの修正を要求されていました。

ところが、9月末頃からはどうも全部チェックしているわけではなく、審査担当がひとつエラーを見つけると、その時点で再申請にしてる気がします。

エラーaを見つけたらb、c部分をチェックせず再申請の道へ。
そしてb、cを修正せずに再申請しても次はbのエラー、その次はC...こんな感じで複数回再申請メールをもらうことになります。
審査担当は毎回異なるようなので、必ずa,b,cの順にチェックしているとは限らないので、過去の修正箇所がきちんと修正されていないと、同じ箇所でまたエラーとなる場合もあります。

2回以上再申請メールが来た人は、まだエラーがある場合が多いので落ち着いてじっくりとチェックしてください。
これが一番です。

もう一度チェックしてほしいポイント

給付金額

必ずといっていいほど聞かれるのが給付金額です。
「月額賃料の2/3の6ヵ月」と書かれていることが多いためが、「家賃6ヵ月分」が給付されると勘違いされている方が多いです。
2 / 3 × 6 = 4ですので給付金額は「家賃の4ヵ月分」です!!お間違えなく。
(月額家賃が一定以上の場合は4ヵ月分より少なくなります)

申請者情報

○(個人)申請者情報 …本人確認書(免許証など)の住所になっていますか?店舗、事務所ではありません。

特例の場合

○特例の申請
いろいろなパターンがありますので、まずは申請要領を読み込んでください。
そして必要な書類を用意してください。

売上情報

○売上情報 …対象月(今年減少した月)、その月の売上金額、合ってますか?他に前年の年額を入力したりしますので、月額、年額に注意してください。
「今回の家賃支援給付金の給付対象です」とメッセージ出てますよね?

賃貸物件情報

○賃借人、管理会社の情報は賃貸借契約書を参照して(記載とおりに)入力してください。

○契約書のタイトルは「賃貸借契約書」となっていますか?
この「賃貸借契約書」というタイトルが重要で、サービス利用契約書とか使用契約書とかになっている場合は審査を通すのが難しくなります。
審査要領を読み込み、分からない場合は即専門家に依頼してください。

○賃貸契約書がない場合
かなり前から賃貸していて、賃貸借契約書や更新覚書などがない場合も散見されます。
なくしてしまった場合は賃貸人、管理会社などに再発行してもらいましょう。

元々契約書を交わしていない場合は賃貸人の協力が必要ですが様式5-4を提出することで対応します。
ですが、賃貸借契約書はこの給付金の基幹書類ですので、これがないとかなりグレー度合いが高まりますので、審査に時間がかかると思います。(給付後の調査もあるかも知れません)
さらに、以下の支払実績証明書もないとなるとかなり難しいと思います。

○かなりミスが多いようですが、契約更新している場合は最新の更新証明(更新覚書など)も必要です。
賃貸借契約書と更新証明書ですよ。
必ず2020/3/31と申請日の2時点で賃貸していることを証明しなければなりません。
更新覚書などがない場合は様式5-3を添付してください。
自動更新となっている場合も添付した方がいいです。←この点やや審査が甘くなっているかも?

○2020年4月以降に賃貸契約した物件は対象外です。

○契約日を入力しますが、賃貸借契約書を交わした日付です。
賃貸人(貸主)と賃借人(借主)の署名、捺印がある部分の近くにある日付です。
契約期間の開始日付ではありません。

○賃貸人(貸主)と賃借人(借主)が契約したことを証明するために、通常は署名(サイン)と捺印がありますが、この2つとも無い場合は審査が通りません。
記名(ワープロで入力されているもの)だけでは、ダメです。
記名+捺印はOKです、また署名だけでもOKです。(手書きのサインは捺印と同等です)

○賃借人が変わっている場合でも賃借人部分は賃貸借契約書の通りに入力します。
そして様式5-2を添付して賃借人が変更になっていることを証明します。

○賃貸人(大家さん)が変更になっている場合も、同様です。添付は様式5-1です。

支払実績の証明

○支払日を確認してください!申請日の直近3ヵ月間に3ヵ月分の賃料支払いを証明します。
本当に間違いが多いです!
例えば9/16に申請したとすると、6/20(6/19ではありません)から9/16の間に3ヵ月分の支払がないとダメです。
家賃の支払いは月末近くになることが多いと思いますが、申請日が月末近くの場合3ヵ月前の支払が申請日の直近3ヵ月に入らないこともありますので、注意してください。

○賃料支払いで2ヵ月以上まとめて支払った場合は、支払証明書にその旨を記載(できれば赤ペンで)したものを添付してください。

○賃貸借契約書の賃料+共益費(管理費)の金額以上の支払となっている
光熱費なども含めて支払っている場合がありますが、このように金額が契約書と違う場合は必ず支払証明書にコメント(「xx費用が含まれています」など)を記載してください。
審査する人がすぐ分かるように説明、主張してください。

○賃貸借契約書の賃料+共益費(管理費)の金額未満の支払となっている
賃貸人(大家さん)のご好意で賃料を減額されている場合は、直近の賃料で給付金が算出されます。
余裕があるなら元の賃料に戻って一度支払ってから給付金申請すれば元の賃料で算出されます。

振込口座情報

○鮮明なコピー、写真!
通帳の色にも影響されるのかもしれませんが、意外にも不鮮明、薄いコピー、写真が本当に多いので注意してください。

○口座名義(カタカナ)
表紙の名義ではなく、表紙を開いたページに記載されているカタカナ名義の通りに入力してください。
株式会社のカ)なども通帳の記載通りに入力してください。

まだまだチェック項目があるのですが、とりあえず今回はこのあたりでアップします。
スミマセン(_ _)

最初に書きましたが、チェック項目は沢山あります。
当事務所では申請する際には1件あたりそれなりの時間をかけています。
特にマーキング部分、付加するコメント、説明にかなり気をつかっています。
おかげさまでほとんど不備なく通過しています。(審査日数はかかっていますが)
不備指摘されたのはシェアオフィスの件で追加資料を要求されましたが、これも無事通過しました。

現時点では入金までかなり日数を要していますが、これから新規に申請する方、修正する方、とにかくチェックチェックで一日も早い入金を目指しましょう!

9/30追記 9月末あたりから審査スピードが上がっている気がします。twitterでも書いたのですがどうやら人員を増やしたようですね。
また、丁寧なよりもスピード重視の審査に移行しているような感じもします。
よって、いい加減な申請は今まで以上に時間がかかるかもしれません。

以上

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